メニュー

各種検査

LOXーindex

LOXーindexとは?

脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクを評価するための指標となる検査です。

通常の脂質検査や画像検査では捉えきれなかった動脈硬化の初期段階を反映します。

動脈硬化は無症状で経過することが多いため、治療や予防を遅らせる原因となっていましたが、LOXーindexは動脈硬化を数値化し、発症リスクの予測をすることで予防への意識づけに活用されています。

LOXーindexは2012年の検査開始以来、累計受診者数は75万人を突破しています。

LOXーindexは何を調べる検査?

LOXーindexは血液中で酸化した超悪玉コレステロールである『酸化変性LDL』と、それを血管へ取り込んで動脈硬化の原因を作る『LOXー1』というたんぱく質を測定し、将来的な脳梗塞や心筋梗塞の発症危険度を評価する検査です。

LOXーindexの検査の方法は?

採血検査で行います。

特に食事制限などは必要なく、いつでも検査可能です。

LOXーindexはどんな人がやるべき?

  • 肥満傾向である
  • ついつい食べすぎ、飲みすぎてしまう
  • ストレスが多い
  • 高血圧、脂質異常症、糖尿病などの病気がある
  • タバコを吸っている
  • 塩辛いものが好き
  • 運動不足である

LOXーindexは保険診療でできますか?

いいえ、保険診療外の検査になります。

検査に制限などはありますか?

  • 妊娠中の方、または出産後3か月以内の女性の方
  • 感染症などによる発熱状態の方
  • 関節リウマチをお持ちの方

上記の場合は検査結果が高く出る場合があります。

当院でのLOX-indexの運用について

当院では主に健康診断や人間ドックのオプション検査として実施しております。

もちろん単独での検査も可能です。

現在の動脈硬化の状態や将来的な脳梗塞・心筋梗塞の発症リスクについて不安がある方はいつでもお気軽に当院へ相談して下さい。

※当院では動脈硬化に関して血圧脈波測定装置を用いた『動脈の硬さの指標(CAVI)』と『血管の閉塞・狭窄の判断指標(ABI)』の検査も可能です。こちらの検査は保険診療が適応されます。健康診断・人間ドックの追加オプション検査としても実施しております。

 

血圧脈波検査(ABI・CAVI)

左右の腕と足の血圧の測定を交互に行い、動脈硬化の状態を測定する検査です。

血圧脈波検査装置で測定できる項目は下記の3項目です。

 

  1. CAVI(血管の硬さ)
  2. ABI(血管の詰まり具合)
  3. 血管年齢

 

横になり測定するだけの検査なので特に痛みを伴うことなく、気軽に受けていただける検査です。

測定後に測定結果のレポートを確認可能です。

 

血圧脈波検査が必要な人は?

  • 動脈硬化が心配な方
  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症の治療を受けている方
  • 肥満傾向の方
  • 運動不足の方
  • タバコが好きな方
  • 家族に脳卒中や心筋梗塞を発症した人がいる方

 

動脈硬化は放置しておくと実に様々な疾患へと進展する恐ろしい病気です。

この機会にご自分の動脈硬化の状態を確認し、健康寿命を延ばしましょう。

※血圧脈波検査は半年に1回の検査がおすすめです。

 

ホルター心電図

ホルター心電図とは?

日常生活の中で長時間の心電図(約24時間)を測定する検査です。携帯型のためクリニックで装着し、自宅でいつものように生活しながら測定することが可能です。

健康診断や人間ドックなどの心電図で異常な不整脈を指摘された場合に適応となります。

自覚症状がなくても危険な不整脈に気が付かずに生活していることがあります。命に危険を及ぼす不整脈や放置すると重大な病気へ発展する可能性のある不整脈を自宅にいながら長時間記録を続けることができる装置です。

普通に生活していても測定できますか?

胸部にしっかりと心電図・記録装置を固定します。

当院で使用しているホルター記録器は身体に貼り付ける電極に記録装置を差し込むタイプのため、従来使用していた中継コードや携帯ケースは必要ありません。記録器自体薄く軽量化されているため装着を気にすることなく生活可能です。測定中にシャワーを浴びていただくことも可能です。

ホルター心電図検査の流れ

心電図で異常な不整脈があり、ホルター心電図が適応になる場合にホルター心電図を行います。また人間ドックのオプション検査でもホルター心電図を受けることが可能です。

《検査の流れ》

  1. ホルター心電図当日に当院で機器の説明を受けて頂き、その後装着します。
  2. 翌日に当院へ来院して頂き、測定器を解除します。
  3. 測定器は当日に当院の心電図機器による解析が可能です。

 

ピロリ菌検査

尿素呼気検査とは?

診断薬を内服し、服用前後の呼気を集めてピロリ菌の有無を調べる検査です。

侵襲性が少なく簡単に行える検査ですが精度の高い検査法です。

当院では尿素呼気検査用の測定器

【POCone PLUS】を導入しております。尿素呼気検査終了後、数分でピロリ菌感染の有無を確認できます。

尿素呼気検査の適応は?

 

 

この検査は胃カメラを受けた際に、ピロリ菌感染を疑う胃粘膜を認めた場合に保険適応となります。

自費診療や人間ドックなどでも検査は可能です。

尿素呼気検査の注意事項

  • 尿素呼気検査は空腹時に行う検査です。検査前は少なくとも6時間以上は食事を控えてください。
  • タケプロン・タケキャブ・パリエットなどのPPIという種類に分類される胃薬を服用している場合、2週間以上の休薬をしてから尿素呼気検査を行います(検査結果に影響を及ぼすため)

尿素呼気検査が陽性になってしまったら?

ピロリ菌感染が陽性のため、除菌療法が適応になります。

除菌のための内服薬を7日間服用します。

除菌療法終了後、4週間以上間隔をあけて再度尿素呼気検査を行います。

検査の結果陰性であれば除菌は成功と判定します。検査の結果が陽性の場合は除菌失敗と判断します。その際は2次除菌へと進みます。

 

睡眠時無呼吸簡易検査

睡眠時無呼吸検査について

  • 夜間のいびき
  • 日中の過度の眠気
  • 睡眠中の窒息感やあえぎ呼吸

などの症状がある場合、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。睡眠時無呼吸症候群の治療が必要な状況なのかを診断するのが簡易検査となります。

睡眠時無呼吸症候群を放置するとどうなる?

睡眠時無呼吸症候群を放置することで様々な疾患を引き起こします。

高血圧

睡眠時無呼吸症候群の50%の人が高血圧を合併していると言われています。

②糖尿病

睡眠時無呼吸症候群と糖尿病は深い関連があるといわれており、糖尿病のリスクが2倍になると報告されています。低酸素状態が長く持続することでインスリンの働きが悪くなり、結果として糖尿病が発症しやすくなります。

③心筋梗塞、心不全、狭心症など

睡眠中の無呼吸は心臓に大きな負担を与えるため、心血管イベントを起こしやすくさせてしまいます。

睡眠時無呼吸の記事はこちら

 

睡眠時無呼吸簡易検査の流れ

簡易検査は自宅で寝る前に装置をつけて無呼吸低呼吸指数(AHI)を測定する検査です。

当院で使用している

測定装置(PulSleep LS-140)は手のひらサイズの測定器で、手首に装着して測定します。

 

  1. 当院来院時に簡易検査セットをお渡しし、検査装着方法を説明します。
  2. 簡易検査セットを自宅へ持ち帰り、寝る前に装着します(少なくとも6〜8時間の測定が必要です)
  3. 朝目覚めたら簡易検査セットを外し、当院へセットを返却します。

測定機の分析で無呼吸低呼吸指数(AHI)が40回以上認めた場合は睡眠時無呼吸症候群の診断が確定します。

無呼吸低呼吸指数(AHI)20〜30回の場合は精密検査が必要になります。精密検査は当院で申込書を作成すると後日自宅へ精密機械装置が届きますので、簡易検査と同様に寝る前に装着します。

精密検査では無呼吸低呼吸指数(AHI)が20回以上で睡眠時無呼吸症候群が確定し、治療が必要となります。

睡眠時無呼吸症候群と診断されたら?

CPAP療法(持続的気道陽圧法)を自宅で行います。当院でCPAP療法の申込書を作成すると後日自宅へ治療装置一式が届きますので、それらを毎日寝る前に、装着することで自宅での治療が可能となります。

CPAP療法の継続により、動脈硬化による心筋梗塞や脳卒中のリスクを軽減し、予後を改善する効果が得られます。

 

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME