麻疹・風疹
麻疹(はしか)・風疹
春に流行しやすい感染症として麻疹(はしか)・風疹があります。
麻疹・風疹はどちらも風邪症状や発疹をともなうウイルス感染症です。
どちらもワクチンで予防できる感染症ですが、ワクチンを接種していても感染する場合があります。その際は典型的な症状が出ないため、診断が困難になる場合があります。
麻疹はかなり感染力がつよく、肺炎や脳炎などの合併症を起こす可能性のあるとても怖い病気です。また風疹は妊娠初期にかかると産まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓に障害をきたすことがあります。
麻疹・風疹ワクチン(MRワクチン)は生後1歳と小学校入学前の1年間の計2回定期接種を行います。抗体獲得率は2回目の接種で99%ともいわれています。ワクチンで予防できる病気のため、集団生活が始まる前にしっかりと接種の計画を立てましょう。
また妊娠を希望する女性や、その同居者などは風疹抗体の有無の確認も重要です。抗体が低い場合は風疹ワクチンを任意接種で受けることが可能です。