急性胃腸炎
急性胃腸炎とは?
胃腸の粘膜が炎症を起こしている状態です。
細菌やウイルスが胃腸に感染して起こる場合が多いです。
*胃腸炎の違いは胃のみでは胃炎、腸のみでは腸炎、そして胃と腸の両方に炎症が起きている状態を胃腸炎と言います。
急性胃腸炎の症状
- 吐き気、嘔吐
- 腹痛
- 下痢
- 発熱
- 食欲低下
- 血便
急性胃腸炎の原因
細菌性とウイルス性があります。
①細菌性
主に汚染された食物を介して感染します。
食中毒と類似します。
原因となる病原体は大腸菌、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌などがあります。
②ウイルス性
胃腸炎の殆どがウイルス感染によるものが多いです。
感染者の飛沫や、吐物や便を触った手から触れた物を介して感染します。
原因となる病原体はノロウイルス、アデノウイルス、ロタウイルスなどがあります。
急性胃腸炎の診断方法
発熱、下痢、腹痛の程度から急性胃腸炎か、他の病気かを判断します。他の病気との鑑別のため、腹部レントゲンや腹部エコーなどを追加することもあります。
急性胃腸炎の改善方法
整腸剤や痛み止めを基本とします。細菌性腸炎を強く疑う場合は抗生剤を追加する場合もあります。