子供の頻尿
子供が急にトイレに行く回数が増えると、保護者としては不安になるものです。特に排尿に痛みがないのに何度もトイレに行きたがる場合、「頻尿」かもしれません。子供の場合、年齢にもよりますが、1日に10回以上トイレに行くと「頻尿」の目安として考慮します。
①心因性(ストレスや不安)
新学期、引っ越し、家庭の変化などで精神的なストレスが原因になることがあります。
- トイレに行ったかと思えばまたトイレに駆け込む
- 発熱や排尿時の痛みがない
- おしっこが少量しか出ない
- 集中しているときは尿の回数が減る
- おしっこの検査で異常所見がない
などの特徴があります。
②過活動膀胱(かかつどうぼうこう)
膀胱が自分の意思とは関係なく収縮しやすくなる状態。突然の強い尿意が特徴です。
③膀胱炎・尿路感染症
排尿時の痛みや発熱を伴うことが多く、早めの受診が必要です。
④糖尿病や腎疾患などの病気
おしっこの検査の異常で診断できることがあります。
⑤生活習慣(寒さ・水分摂取)
冬場の寒さや就寝前の水分摂取が影響することもあります。
頻尿は様々な要因が原因となっている場合があり、まずはおしっこがどのような状態かを検査することがとても重要です。
頻尿でお困りの時は我慢せずに是非当院へ相談して下さい。