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MRワクチン

MRワクチンは麻疹(はしか)と風疹の混合ワクチンです。

 

麻疹(はしか)

麻疹は飛沫・接触感染以外に空気感染でも拡がる感染症のため、非常に感染力の強い病気です。

最近では海外からの輸入感染症としても知られており、特にアジア地域への渡航後に感染し帰国後国内で発症する方が増えているようです。

麻疹は怖い病気?

昔の日本では「麻疹は命定め」と言われていたようで、実際に1950年代には麻疹による死亡者は年間で5000人を超えることもありました。

今ではワクチンの普及により麻疹への感染者数は激減しましたが、麻疹に感染した時の恐ろしさは今も同じです。

麻疹感染により、1000人に1人の割合で肺炎や脳炎を合併し、最悪の場合死に至るむたこともあります。また麻疹罹患後7〜10年後に知能障害や運動障害を起こす亜急性硬化性全脳炎(10万人に1人の割合)を発症し、数カ月で死亡する場合もあります。

 

麻疹の治療方法は?

有効な治療は存在しておりません。

そのためワクチンが最も効果的な予防法です。ワクチン接種により獲得出来た免疫はほぼ一生持続すると言われています。

MRワクチンは

  • 1歳になったとき
  • 5歳以上〜7歳未満の小学校就学前の1年間

の2回の定期接種が決められています。

 

風疹

風疹の最大の問題は、妊婦へ感染した場合胎児に影響が出てしまうことです。

風疹抗体を持ち合わせていない妊娠20週頃までの妊婦が感染した場合、胎児が風疹ウイルスに感染し先天性風疹症候群を合併する場合があります。先天性風疹症候群は先天性心疾患・難聴・白内障・色素性網膜症などの先天性疾患を合併する他に、低出生体重・血小板減少性紫斑病・貧血・肺炎・髄膜脳炎など実に様々な病気を引き起こします。

風疹による胎児への障害を予防するために、社会全体で風疹を流行させないことが重要になります。

胎児への風疹を予防するには?

MRワクチン接種が最も有効です。

妊娠を予定している方で風疹抗体が低い方はワクチン接種をお勧めします(MRワクチン接種後は約2か月の避妊期間が推奨されています)風疹抗体が低い場合でも妊娠中はMRワクチンを接種することは出来ません。

また、パートナーとなる男性や同居するご家族による妊婦への感染も考慮する必要があります。

年齢を重ねる毎に風疹抗体の低下を認める場合があるため、妊婦の周囲で暮らすご家族は積極的に風疹抗体を測定し、抗体値が低ければワクチン接種をすることで胎児への感染を予防することが出来ます。

 

 

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