A型肝炎
A型肝炎ウイルスへの感染により発症します。
ほとんどは慢性化することなく自然に回復しますが、一部で肝不全へ移行する場合もあり、注意が必要です。
A型肝炎の感染経路は?
汚染された水や食品等から感染します。
人から人へ感染する場合は便から経口への感染経路が基本とされています。感染力は強く、家族やパートナーへ伝播することがあります。
性行為、特に同性間性的接触により感染する症例が多く見られます。
4年毎に小規模な流行があるのが特徴ですが、原因は分かっていません。
A型肝炎の症状は?
- 発熱
- 倦怠感
- 黄疸(眼球結膜や皮膚が黄色くなる)
- 食欲不振、嘔吐
- 肝腫大
- 便が白い
A型肝炎の診断方法は?
エコー検査による肝臓の精査や抗体検査により判断します。
A型肝炎の治療方法は?
肝不全にまで発展しなければ対症療法のみで軽快します。
A型肝炎ワクチンについて
A型肝炎ワクチンは不活化ワクチンです。抗体獲得率は100%近いと言われています。
A型肝炎ウイルスはアジア・アフリカ・中南米などの各地域で高度に流行しており、流行地域へ渡航する際は事前にワクチン接種が強く推奨されます。