メニュー

5種混合ワクチン

2024年より4種混合ワクチンにヒブ(Hib)ワクチンを追加した5種混合ワクチンが導入となりました。

2024年2月以降に生まれた赤ちゃんは5種混合ワクチンの適応となります。

現在4種混合ワクチンを接種している場合は4種混合ワクチンの継続が原則となりますが、5種混合ワクチンへ変更しても間違いではありません。

5種混合ワクチン

ジフテリア・百日せき・破傷風

ポリオ・ヒブ(Hib)感染症

4種混合ワクチン

ジフテリア・百日せき・破傷風

ポリオ

3種混合ワクチン ジフテリア・百日せき・破傷風
2種混合ワクチン ジフテリア・破傷風

5種混合ワクチンは生後2か月より接種可能です。生後2か月より3~8週間隔で3回接種し、3回目の6~18か月後に4回目の接種を行います。

11~12歳の間に2種混合ワクチンを接種します。

百日せきの抗体は小学校入学前には低下するため、百日せきを予防するためにはMRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)2期の接種に合わせて3種混合ワクチンの任意接種が推奨されています。特に乳児がいる家庭では家族内感染の予防のため、4歳以降での接種が推奨されています。

 

ジフテリア

感染者の約10%は致死的となりうる感染症で、特に幼児では死亡率が高い傾向にあります。

幸いなことに日本国内では1999年の報告を最後にジフテリア感染症は確認されていません。世界でもまれな病気になりましたが、紛争などの政治的混乱や発展途上国の一部ではジフテリアの集団感染が発生しています。

ジフテリアはのどに強い炎症を引き起こす感染症で、進行すると気道の閉塞を合併し最悪の場合は窒息します。その他心筋炎や神経炎などの合併症も起こす恐ろしい病気です。

ジフテリア感染症に罹患した場合は抗毒素療法と抗生物質が適応になります。ジフテリアを予防するにはワクチン投与が有効で、約95%程度の予防効果があると言われています。

 

百日せき

百日せき菌という細菌感染により発症します。日本では昔と比べて減少傾向ですが、それでも毎年1万人程度は感染していると推測されています。

職場や学校ではまれに集団感染することがありますが、大人はまず重症化することはありません。しかし、生後6か月以下、特に3か月以下の乳児が感染した場合は重症化することがあります。そのため集団生活の中で大人から赤ちゃんへうつしてしまうことがないよう気を付けなければなりません。

百日せきの特徴的な症状は長く持続し、なかなか止まらない咳です。赤ちゃんが発症した場合は止まらない咳による無呼吸が引き起こされ場合があるため大変危険です。

咳が完治するまでは2~3か月程度かかるため、百日せきといわれています。

 

破傷風

破傷風菌は日本を含めた世界中の土などの環境下で生息しています。

破傷風菌はワクチンによる予防効果が高い感染症として知られています。現在は日本国内では年間100人程度が破傷風を発病しており、そのうち5~9人程度が死亡しています。ワクチン接種の普及効果もあり、新生児破傷風による死亡例は1996年以降認めておりません。

発症のリスクが高いのは高齢者におけるワクチン未接種者の方・糖尿病患者などです。

破傷風の怖い点は破傷風菌が産生する毒素による神経症状です。破傷風に感染すると口が開かなくなったり、手足や腹部の痛みを伴う硬直やけいれんから発症します。進行すると喉頭けいれんや呼吸筋けいれんが起こり自発呼吸が困難となるため、感染が治るまで人工呼吸器管理が必要となります。

破傷風になりやすい傷は?

  • グランドで転んで皮膚を擦りむいた
  • 錆びたクギが足に刺さり放置した
  • 土にまみれた異物で傷を負った

 

ポリオ感染症(急性灰白髄炎)

ポリオワクチンの普及により、国内ではポリオ感染症は1980年の1例を最後に、現在まで野生のポリオウイルスによる感染は確認されておりません。世界ではアフガニスタンやパキスタンなどの南西アジアやアフリカ諸国で現在も流行を認めており、海外で感染したまま帰国、または入国しているケースもあります。症状がなくても感染者の便にポリオウイルスが排菌され、感染源となる場合があります。

ポリオウイルスは腸管から侵入し、脊髄の一部に侵入する場合があります。脊髄が障害を受けると手や足に麻痺が起こり、その麻痺は一生残ることがあります。現在その麻痺の進行を止めたり改善するような特効薬などの治療法はありません。

ポリオウイルス感染に対する確実な予防方法は。ワクチン接種により免疫を獲得することとされています。

 

ヒブ感染症

ヒブ(Hib)感染症はヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌が原因となります。毎年冬に流行するインフルエンザウイルスとは全く異なる感染症です。

ヒブ感染症による重篤な合併症は肺炎・髄膜炎・化膿性の関節炎で、3~6%が死亡するといわれています。

2013年よりHibワクチンの定期接種が開始され、2014年以降はHibを含めたインフルエンザ菌による髄膜炎罹患率は0となりました。

 

 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME