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過活動膀胱

過活動膀胱とは?

「急に起こる我慢出来ないような強い尿意」を自覚し、頻尿や夜間頻尿を伴う症状症候群のことを言います。

過活動膀胱の主な症状は?

①尿意切迫感

我慢できないような強い尿意が急に起こること

②頻尿

目安としては朝起きてから寝るまでの排尿回数が8回以上ですが、排尿の回数は個人差が大きく、8回以下でも本人にとっては頻尿と感じることもあります。

③夜間頻尿

夜に1回以上排尿のため起きなければならない症状です。

④尿失禁

過活動膀胱の原因は?

①生活習慣

肥満・運動不足・喫煙・食事・飲水量・炭酸飲料の摂取頻度・カフェインやアルコールの摂取頻度・便秘など、様々な生活習慣に関連があるとされます。

②加齢による膀胱機能の低下

③骨盤底筋群の筋力の低下

骨盤底筋群は子宮や膀胱、尿道などを支えている筋肉です。筋力の低下により特に尿道の支えが弱くなり、過活動膀胱や尿失禁などが起こりやすくなります。

④前立腺肥大症

尿の出口が狭くなることで頻尿や残尿感、膀胱の充満感を自覚するようになります。

⑤糖尿病

糖尿病による多尿や神経障害が原因となります。

⑥脳卒中や脳梗塞後の神経障害

⑦妊娠後

⑧更年期による女性ホルモンの低下

過活動膀胱の症状と似ている病気は?

  • 骨盤内悪性腫瘍
  • 尿路結石
  • 膀胱炎や前立腺炎などの炎症性疾患
  • 子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科疾患
  • 心因性多尿
  • 薬剤の副作用

※これらの病気は過活動膀胱の治療ではなく、原疾患の治療が優先されます

過活動膀胱の診断方法は?

①尿検査

尿が汚れていないか、血液が混じっていないかなどを調べる検査です。

②排尿日誌

排尿の主な時刻や回数、尿量を記録します。

頻尿の病態について有用な情報を得ることが出来ます。

③腹部エコー検査

膀胱の悪性腫瘍や結石の有無、前立腺の状態など、尿路や腹部に関しての情報を得るための検査です。

過活動膀胱の改善方法

①生活習慣の改善

過活動膀胱の原因として様々な生活習慣が関連しています。それらの生活習慣を改善することで症状が良くなる場合があります。

②薬物療法

膀胱に作用し、症状を緩和する薬を用いて治療します。

前立腺肥大症がある場合は、前立腺に対して作用する薬を優先的に使用します。

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