脳卒中や心筋梗塞
冬は寒さや温度変化により血管の病気が起きやすくなる時期でもあります。
生活習慣病である高血圧や糖尿病、脂質異常症は動脈硬化を進行させ、血管が狭くなります。
動脈硬化に加えて寒さにより血管の収縮が急激に起こると血液の流れが一時的に悪くなり、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こします。
また急激な温度変化により、血圧が上下に大きく変動し、失神や不整脈を起こすことを[ヒートショック]と言います。ヒートショックは心筋梗塞や脳卒中を合併し、時に急死に至ることもある危険な状態です。ヒートショックを起こしやすい人は高齢の方や、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病をお持ちの方です。
ヒートショックの予防法としては
- 寒いところから急に熱い風呂へ入らない
- 脱水の状態で熱い風呂に入らない
- 入浴後はなるべくゆっくりと立ち上がる
- 飲酒直後の入浴は控える
生活習慣病に心当たりがある方、お困りの方は積極的に検査を受けましょう。
ご自分の今現在のお身体の状況をしっかりと把握しておくことが病気の予防に繋がります。