夏に流行る感染症
① 手足口病|乳幼児に多い夏のウイルス感染症
夏に急増する、発疹と口内炎が特徴の病気です。
手足口病は、手のひら・足の裏・口の中に水ぶくれのような発疹が出るウイルス感染症です。5歳以下の乳幼児に多く、夏になると保育園などで流行しやすくなります。
主な症状:
- 軽い発熱(37〜38℃台)
- 口の中の痛み(食欲が落ちる原因)
- 手や足、口まわりの発疹
家庭での対応ポイント:
- 口の痛みで食事がとりづらいときは、冷たいゼリーやスープなどを。
- 脱水にならないよう、こまめな水分補給を心がけましょう。
- 感染予防のため、タオルや食器の共有は避けましょう。
②ヘルパンギーナ|高熱と喉の水ぶくれに注意
突然の高熱と喉の痛みが特徴的な「夏かぜ」の一種です。
ヘルパンギーナは、主に乳幼児に見られるウイルス性の咽頭炎です。コクサッキーウイルスなどが原因で、夏場に流行します。
主な症状:
- 突然の高熱(38〜40℃)
- 喉の奥に小さな水ぶくれ(強い痛み)
- ぐったりして食事・水分がとれない
対処法:
- 喉の痛みが強いため、飲みやすいもの(麦茶、OS-1、ゼリーなど)を用意しましょう。
- 解熱剤は使いどころを医師と相談してください。
- 通常、数日で回復しますが、水分が取れないときは早めに受診を。
③ 咽頭結膜熱(プール熱)|のどと目の症状が同時に
「目やに」と「発熱」が一緒に出たら要注意です。
咽頭結膜熱は、アデノウイルスが原因の感染症で、夏にプールなどを通じて広がりやすく、「プール熱」とも呼ばれます。
主な症状:
- 発熱(38℃前後が3〜5日)
- 喉の痛み、咳
- 目の充血、目やに
出席停止について:
症状が完全に治るまでは登園・登校できません。医師の許可が必要です。
家庭での注意点:
- 家族でタオルを分ける
- 目やにや涙を触ったらすぐ手洗いを
- 感染力が強いため、兄弟にも注意が必要です。
④ 夏かぜ|長引く咳や鼻水にも注意
咳や鼻水がなかなか治らない…それも夏特有の風邪かもしれません。
夏は冷房や冷たい飲み物、昼夜の温度差などが原因で「夏かぜ」をひきやすくなります。特定のウイルスによる風邪で、長引くのが特徴です。
主な症状:
- 長引く咳、鼻水
- 微熱やだるさ
- のどの痛み、声がれ
対策:
- のどに優しい生活(加湿する・マスク着用・冷たいものを控える)
- 睡眠と栄養で免疫力を維持
- 1週間以上続く症状や、夜間の咳で眠れないときはご相談ください。
